バリ島東部一日観光その2<ブサキ寺院>【バリ島・観光情報】

2018年02月22日 バリ島観光情報

 

荘厳なオーラが辺りを包む

バリヒンドゥーの総本山

 

ングラライ国際空港から約2時間、カラムガサム県に位置するブサキ寺院は、バリヒンドゥーの総本山として地元バリ人の信仰を集める複合寺院だ。

バリヒンドゥーの世界観ではアグン山を中心に方角が決まっていて、山に向かう側はカジャと呼ばれる聖なる方向、反対に島を取り囲む海側はクロッドと呼ばれる汚れた方向として定められている。祈りを捧げる中心となるのはもちろん、寺院や家を建てる際にもこの方角が重要視されるなど、人々にとって神聖化され崇められてきた聖峰アグン山、そしてその中腹に建てられたブサキ寺院はバリ島のシンボルといっても過言でないほどだ。実際にブサキ寺院に近づくにつれ、他の場所とはちょっと違う圧倒されるようなオーラのようなものを感じたのは、決して気のせいではないだろう。

麓に広がる景色も素晴らしく、そこにいるだけで何だか強いパワーをもらった気がした。バリ語で安全や無事を意味するバスキという言葉が元となったブサキ寺院は、1つのお寺の名称ではなく大小30からなる複合寺院の総称で、中央にあるプナタラン・アグン・ブサキ寺院では、3大神であるシヴァ、ブラフマ、ウィスヌが祀られていて、祭礼の際には正装に見を包んだ多くの教徒達がここを訪れる。

さて、ブサキ寺院というとぼったくられると悪名高き地元ガイドや物売りおばさんなどあまり良い話ではないことも耳にするが、今回訪れた感じで言えばあまりそれを感じることはなかった。ただ、入場の際にはサロンと呼ばれる布を腰に巻かなければならず、持ってない場合には高額で購入を促されることもあるので、出来れば自身で持参する方が安心だ。また、昨年噴火で話題となったアグン山だが、2018年2月現在では、立ち入り禁止区域も山頂から4kmに縮小されてていて、外から見た限りでは落ち着きを取り戻したようにも思えるほど静かだ。

ブサキ寺院

入場の際には長いズボンやスカートを履いていても、その上にサロンの着用が必要となる

ブサキ

駐車場から5分くらい歩くとガイドブックなどでよく見かける寺院の全景が見えてくる

ブサキ

ブサキ寺院で一番最初に建立されたのがバスキアン・プサー・ジャガット寺院、

上に書かれているのが地元バリ語の文字

ブサキ

ブサキ寺院の中心となるプナタラン・アグン・ブサキ寺院、ここは地元ガイドと一緒でないと登れない

ブサキ

プナタラン・アグン・ブサキ寺院の横にも沢山の小さい氏寺が立ち並んでおり、

その間にある階段を上って上を目指す

ブサキ

プナタラン・アグン・ブサキ寺院の内部、寺院の中には一般人は入ることができない

ブサキ

メルと呼ばれる幾層にも重なった塔がバリヒンドゥー寺院の特徴

ブサキ

一番頂上にあるグラップ寺院の入り口までは日照りの中を結構歩くので、水分補給はこまめに

その階段を上りきった先に待ち受けるのが、すかっとするほどのこの絶景

ブサキ寺院

緑豊かなバリ島の大地が一望できる


ブサキ寺院
行き方: ングラライ国際空港から車で約2時間
入場料 : Rp.60,000

 

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