3時間かけて行く価値がある
神々しいまでの素晴らしい景色
バリ島ングラライ空港から約3時間、東部カラムガッサム県にある標高1175mのスルヤ山にある「ランプヤン寺院」。
サンスクリット語で光の神様という意味を持つこちらの寺院は、山の中に点在する8つの寺院からなる火の神を祀る複合寺院だ。代表的な3つの寺院は麓にあるパナタラン・アグン寺院、中腹にあるランプヤン・マディヤ寺院、そして頂上にあるランプヤン・ルフール寺院とされているが、観光で行く場合は今回訪れたパナタラン・アグン寺院までがほとんど。とはいえ、もともと標高が高い位置にあるので、一番下にあるこちらからでも”天空の寺院”と呼ばれているのに相応しい絶景を拝むことが出来る。
寺院の真正面には、バリヒンドゥーで聖峰として人々の信仰の対象となっているアグン山の全景がそびえていて、その勇ましい姿は圧巻の一言だ。ランプヤン寺院から見て西側にアグン山があり、そのアグン山を挟んだ対角上の位置にあるのがバリヒンドゥー最高峰のブサキ寺院。もちろんブサキ寺院の姿を見ることは出来ないが、前方からひしひしと伝わるその力強いパワーに思わず圧倒される。
バリ島にパワースポットと呼ばれる場所は沢山あるが、絶景の素晴らしさも相まってここが個人的には一番おすすめ。ただ、今回とても残念だったのが、雨季という事もあり遠路はるばるかけて行ったにもかかわらず、終日小雨模様で全く絶景が楽しめなかったということだ。せっかくだったら天気の良い朝を狙って行くのがベスト。