【ベトナムのテト-どんなお正月なの?】
皆さん、こんにちは!
現地スタッフのズンです。
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もうすぐベトナムのお正月、テトがやってきます。この時期、街のあちこちでは花や果物がたくさん売られています。街の雰囲気も少し忙しくなりますね。
では、ベトナム人がテトに何をするのか、どんなものを食べるのか、一緒に見てみましょう!
テトの1週間前は、1年で一番忙しい時期かもしれません。家を掃除したり、新しい年を迎えるためにきれいに飾りつけをしたりします。市場やお店では、果物や花を買いに行く人々で賑わいます。北部では桃の花が人気ですが、南部では黄色い梅の花(ホアンマイ)と金橘の木がよく選ばれます。ホアンマイの明るい黄色は「幸福と繁栄」を、金橘の木は「幸運と成功」を象徴すると言われています。
大晦日には、家族みんなが集まって、特別な料理を囲んで食事を楽しみます。北部ではバインチュン(四角いお餅)、南部ではバインテット(丸いお餅)を作ります。家族みんなで一緒に作るのは楽しい思い出になりますね。そして夜12時になると、全国で花火が打ち上げられます。この花火は、新しい年の幸せを祈る象徴です。
お正月になると、人々は家族や親戚を訪ねます。そして、「健康で幸せに過ごしてください」と挨拶を交わします。特に子どもたちは赤い封筒に入ったお年玉をもらうのを楽しみにしています。また、「Mùng 1 Tết cha, mùng 2 Tết mẹ, mùng 3 Tết thầy」(正月1日は父の日、2日は母の日、3日は先生の日)という言葉の通り、1日目は父方の親戚、2日目は母方の親戚、3日目は先生に感謝の気持ちを伝えに行く伝統があります。
また、テトには「xông đất」(最初に家を訪れる人)が重要だと言われています。その人が運の良い人なら、その年は幸運になると考えられています。そのため、多くの家庭はあらかじめ良い運を持っている人を招きます。
さらに、多くの家族は新年にお寺や寺院を訪れます。お寺で線香を供え、家族の健康や幸せ、成功を祈ります。また、おみくじを引いて、新しい年の運勢を占う人も多いです。お寺の静かで神聖な雰囲気は、人々に平和な気持ちを与えてくれます。
テトは、ただのお祝いではありません。家族や友人との絆を深め、伝統を守り、新しい一年を迎えるためのとても特別な時間です。この素敵な文化を、ぜひ皆さんも体験してみてくださいね!°❀⋆.ೃ࿔*:・༘⋆✿