大都会の中に溢れる緑<SDGs 目標15 陸の豊かさを守ろう>
目標15 陸の豊かさを守ろう
大都会の中に溢れる緑
シンガポールはどんなところ?と聞かれると、高層ビルが建ち並ぶ都会と思われる方が多いと思いますが、シンガポールには緑がたくさんあります。
シンガポールには4つの自然保護区が制定されており、また、ガーデンバイザベイやボタニックガーデンのように緑豊かな公園づくりにも力を入れています。
ガーデンバイザベイは、2012年にオープンした植物園です。施設内には、高さ25M~50Mの人工樹の
スーパーツリーやドーム型植物園のクラウドフォレスト・フラワードーム等があります。
スーパーツリーは、上部の広がった部分から雨水を受け止めて園内の植物に水を供給しており、
同時に2つのドームの排気口となっています。
このほかバイオマス発電で生じた燃焼ガスも排出しています。また、夜のライトアップショーは、
太陽光発電パネルを内蔵しており、自ら発電した電気を使って行っています。
2015年7月に世界遺産に登録されたボタニックガーデンは、広大な敷地の植物園です。市民の憩いの場として、
人気のスポットです。お勧めは、ナショナルオーキッドガーデン。
約1000種以上の種と約2000の雑種が集められており、見応え抜群です!
近年では限られた土地で如何にして緑を増やすかということが考えられ、病院やホテル等のビルに緑を取り組む、緑化事業が増えています。
ビルの緑化はヒートアイランド現象の緩和にも役立ち、緑化費用の50%を政府が助成金で賄っています。
また、緑化だけでなくCO2排出抑制など、環境に配慮した設計のグリーンビルディングも増えており、
2030年までに80%のビルをグリーンビルディングにする事を目標としています。
シンガポール国内には、このような建造物がたくさんあります。
観光しながら探してみるのもよいかもしれません。