【シンガポール】キュウリの色は何色? Kok Fah Technology Farm

2024年07月15日

国土の狭いシンガポールは食料を輸入に頼っており、食料自給率はわずか10%(2024年7月現在)
新型コロナウィルスの影響で諸外国との流通に制限がかかったこともあり、シンガポール政府は「2035年までに食料自給率30%」を目標に掲げています。

限られた国土の中でどのようにして食料自給率をあげるのか?
今回、様々な工夫を行っている Kok Fah Technology Farm へ行ってきました!

Kok Fah Technology Farm

ビニールハウスの中では葉物野菜を中心とした水耕栽培がおこなわれています。

また、無農薬栽培のため粘着性のある黄色い紙で虫よけをしています。

 

 

システム管理されたビニールハウス

人手を最小限にするようハウス内の温度管理や水やりは全てシステム管理されています。
水は雨水を再利用、ハウス内の温度が上がれば自動的にミストが噴射され温度を下げる仕組みが取り入れられています。
このようなシステム構築に多額の設備投資が必要となりますが、土壌栽培と比べて栽培面積が大きい事や多くの人出をかけなくても栽培できることがメリットなのだそうです。

 

実はただのビニールハウス栽培を想像していたのですが、作業場所のスペース確保のため栽培大が可動式だったり、水を無駄にしない仕組みなど様々な工夫がこのハウスの中でされていました。

 

見学後はミニサラダの試食も

最後にビデオルームで栽培から収穫、そして販売までの流れのビデオ案内があり、実際にファームで採れた野菜を使ったミニサラダの試食もでき、とても興味深い大人の社会科見学になりました。

 

ここで栽培された野菜はシンガポール国内の FairPrice といったスーパーマーケットでも販売されていますが、週末はこのファームで収穫されたばかりの新鮮な野菜が販売されています。ぜひ農園見学と共に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

野菜の成長の過程をみる

スーパーマーケットで売られている野菜はどのような色の花が咲き、どのように成長するのかを知る機会はなかなか得られません。タイミングが良ければこのキュウリの写真のようにどのように花が咲き実がなるのか?を見る事ができるかもしれません。