「SDGsを周知するために」企業の取り組み-広告会社AD NAGATA MALAYSIA<目標17>

「誰ひとり取り残さない」を理念として、2030年を目標に持続可能な社会を実現するための重要な指針として2015年9月に国連にて採択された持続可能な開発目標・SDGs。

とはいえ、私自身がこの言葉を始めて知ったのは2年前2018年でした。『エスデージーズ!?』意味がわかりませんでした。日本語訳『持続可能な開発目標』と聞いても、全くピンと来るものがありませんでした。
しかし、この言葉を知った後、生活の中で、特にメディアで『エスデージーズ』を目にする機会が日に日に多くなっており、“難しい”“国連の目標なんて身近な事ではない”から序所に興味を持ち、その目標内容を理解する努力を始めました。

SDGs(Sustainable Development Goalsの略)は、持続可能な開発の為の17つの項目からなる国連の開発目標です。ウェンディーツアーでは、移住国の達成に向けた行動と、合わせて、解決が必要な問題点を提供し、皆様と一緒にこの取り組みを意識付けていくプランのご提案をさせていただきます。

 

SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
指標されている169のターゲットは細かすぎて専門的で、理解が出来ないと思いがちですが、具体的な問題を知り、解決策を自ら考え、今出来ることから行動に移していく中でこの目標の奥深さと自らの将来への関係性が見えてくると私は考えています。
私たちが旅行会社として出来る事として、情報を自分たちの言葉で発信し、現地で見つけたストーリーとSDGsを結びつける事を行っています。

 

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。

 

【参考資料】
国際連合広報センター
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/31737/

 

2020年度報告 国別達成度指数

順位/国名/ランキングスコア 順位/国名/ランキングスコア 順位/国名/ランキングスコア
 1位:スウェーデン(84.7)  11位:ベルギー(80.0)  41位:タイ(74.5)
 2位:デンマーク(84.6)  12位:スロベニア(79.8)  49位:ベトナム(73.8)
 3位:フィンランド(83.8)  13位:イギリス(79.8)  60位:マレーシア(71.7)
 4位:フランス(81.1)  14位:アイルランド(79.4)  93位:シンガポール(65.9)
 5位:ドイツ(80.8)  15位:スイス(79.4)  96位:ネパール(65.5)
 6位:ノルウェー(80.8)  16位:ニュージーランド(79.2)  99位:フィリピン(65.9)
 7位:オーストリア(80.7)  17位:日本(79.2)  101位:インドネシア(65.3)
 8位:チェコ共和国(80.6)  18位:ベラルーシ(78.8)  104位:ミャンマー(64.5)
 9位:オランダ(80.4)  19位:クロアチア(78.4)
 10位:エストニア(80.1)  20位:韓国(78.3)

※2020年6月に発表されたSustainable Development Report 2020より。

 

2020年度報告 マレーシア国・目標別達成度指数

緑:達成 / 黄色:課題あり / オレンジ:重要な課題あり/ 赤:大きな課題あり
こちらは各国から国連へのレポートと実数より指標された目標別の指数となりますが、『重要な課題』部分では下記5項目が挙げられています。
https://dashboards.sdgindex.org/profiles/MYS (国連広報HP) より各指数を見ることができます。

 

>目標2:飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
>目標3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
>目標5:ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
>目標10:国および、国家間の不平等を是正する
>目標15:陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化
の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

※2020年6月に発表されたSustainable Development Report 2020より。

 

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冒頭にも書いたように、SDGsを知り理解し意識をする事が第一歩です。
WORLD ECONOMIC REPORTによると2019年に28カ国16歳から74歳まで約20,000人を対象にした認知度アンケートでは対象となった日本は“SDGsを少しでも聞いた事があるという人は49%ほどと、まだまだ知られていないようです。マレーシアは調査対象国ではありませんでした。

 

マレーシアにある日系企業の取り組み

「SDGs」を周知するために。広告会社ならではの屋外広告メディアの活用

クアラルンプールに拠点のある広告会社AD NAGATA MALAYSIAは、ブキビンタン大通りに設営運営を展開している自社のLEDデジタルサイネージを利用して、国民へSDGsを発信しています。まずは、ひとりでも多くの人にSDGsという言葉を気にかけてもらう事が第一歩としてとても大切ですよね。

【AD NAGATA MALASIAホームページ】

https://ad-nagata-malaysia.com/

 

SDGsの認知度向上ムービー(ピコ太郎 × 外務省(SDGs)~PPAP~)を放送
マレーシアでも大人気のピコ太郎さんより感染拡大防止のために手を洗うことの重要性を楽しく啓発しています。
思わず立ち止まってみてしまう子供がたくさんいましたよ。日本ほど手洗いうがいの習慣が低かったマレーシアでもCOVIT-19のもっとも重要な対策として、取り組みをし、ニューノーマルの習慣として既に定着しました。

 

巨大デジタルサイネージに現れるSDGsクイズ!
Q&A式でSDGsにまつわるクイズも出てきます。自信のある問題でも答えが出てくるまで考えながら思わず足を止めてしまいます。
クイズ一例:
( Q ) 1年間に13億トンの食料が無駄に破棄されている中、??億人の人々が空腹状態にあります
( A ) 20億トン

 

ブキビンタン地区の巨大ビルボードを使った新しい取り組み「KL Messages」

大切な友人の結婚を祝うメッセージ、将来を担う若者への応援メッセージ、企業から生活者への励ましのメッセージ、SDGsを啓蒙するメッセージ、外国人旅行者へのエール、医療従事者への感謝の言葉など、さまざまな気持ちが屋外メディアを使って伝えられています。

 

KL Message企画者へインタビュー

Director 坪野香梨さん

東京都中野区生まれ。米国・北テキサス大学卒業。専攻はビジネスコンピューター。大学卒業後は日本HPでITエンジニアとして勤務後、2010年にに年来馬し現在AD NAGATAにてDirectorを勤める。

 

2020年6月4日よりサービスを開始しました。
マレーシアの方々へSDGsの17個の目標を発信し、一緒に考えていく方法を想像した時、ニューノーマル・ウィズコロナ時代が始まった今、当社の強みを活かし、巨大ビルボードにて大切な友人の結婚を祝うメッセージ、将来を担う若者への応援メッセージ、企業から生活者への励ましのメッセージ、外国人旅行者へのエール、医療従事者への感謝の言葉など、そんな想いを集めて、その情報を伝えるお手伝いを始めました。サービスは現在も続けており、マレーシア人だけでなく在住外国人や、日本からマレーシアへの向けてのメッセージもお預かりし、大切に流させていただいています。
これからも多くの人に役に立つ情報やSDGsの啓発動画を発信するなど、社会の役に立つ広報媒体を目指して活動してまいります。

担当:坪野 kaori.tsubono@ad-nagata.com

 

 

オンラインで学ぶSDGs  ILKAプログラム

日頃の生活では得ることの出来ない、海外経験による多様性あるマインドやスキルを身につける為のオンライン教育サービスです。「インプット」だけでなく、成果物が求められる環境で「アウトプット」するまでをゴールとする、自発性に特化したプログラムです。

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