【クアラルンプール発】第1回 起業家インタビュー  株式会社GRANT COO榊原広貴さん

2024年11月14日

「社会全体の大きな流れに乗ると、少しは楽に成功できるかも
株式会社GRANT COO 榊原 広貴さん

 

こんにちは!起業家インタビュー第1回の今回は、中学卒業後は起業、大学進学、そして2度目の起業など、人生を楽しみながら自分らしく輝いている起業家のストーリーを取材し、紹介していきます。

第1回 ゲスト:株式会社GRANT COO 榊原 広貴さん

お名前

榊原 広貴(さかきばら こうき)さん

現在のお仕事

ポータルサイトの運営

趣味

その土地に合った趣味を持つことが好きで、マレーシアではゴルフをやっています。ちなみに日本ではサーフィンと総合格闘技もやっていました。

好きな食べ物

マレーシア料理じゃないけど韓国BBQが美味しいですね。

マレーシアの好きな場所

レダン島

座右の銘

凡事徹底

人生の流れ

15歳:中学卒業後に大手電力会社に就職
21歳:株式投資を始める。仕事をしながら不況のあおりで急増した競売物件を仲介する販売システムを構築
23歳:同システムの急成長を機に電力会社を退職。不動産会社を企業
26歳:販売システム拡大の傍ら早稲田大学へ入学。大学・大学院で統計学を研究
33歳:早稲田大学 大学院経済学研究修了(統計学専攻)
33歳:教育系ベンチャー企業に入社。フランチャイズ本部構築や加盟店の新規立ち上げ支援を担当。5年間で300店舗以上を支援
39歳:株式会社グラントを共同創業、マレーシア移住5年目

 

広貴さんは、今までにいろいろな選択をされてきたと思います。その時を振り返ってみると、どう思いますか?

中学を卒業して就職の道を選んだことが、今となっては「よく思い切ったな」と自分でも驚くくらい人生最大の決断でした。

当時は「早く社会に出て、自分のお金を稼ぎたい!」という気持ちでいっぱいで、正直、進学なんて全く頭になかったんです。

今までの選択肢を振り返ると、常に自分は時代の流れと一緒に行動してたと思います。よく遊んでいろんな人と会って情報収集して、これから必要とされるであろう/これから伸びていくだろうと思う所を目指して行動してきましたね。

 

21歳から23歳は財布の中身を全部投資へ

「貯蓄から投資へ」と推奨されていますが、長く経験のある広貴さんから見て、若いうちからやはり始めるべきでしょうか?

興味がある人がやればいいと思ってます。
無理に興味もないのにやる必要はないし、他にやりたいことがあればそっちにお金を使えばいいと思います。

そして、投資を始めるのであれば準備は大切です。僕はボーナスとお給料全部つぎ込んで投資をしていましたが、投資については独学ですごく勉強して事前準備を行ったので、勝てる自信がありました。何事も0からチャレンジすることは不安があるけど、勝率を増やすための作戦や仕組み作りを意識してます。

 

26歳 大学生になる

中学、大学卒業後に社会人として働いていた時、常に考えていた事はありますか?

若くして社会人になりましたが、当時から常に考えていたことは「(今日は)入社何日目か」という事です。
最短最速で昇進したかったので、今日は何ができたか?何を達成できたか?そして今日は入社して何日目か、などをメモしてました。どれだけ短期間で成長できたか、どれだけ会社に貢献できているかを常に考えてましたね。

今は「とは思考」という時間を毎週水曜日に1時間とっていて、利益とは?動画とは?などいろんな物事の定義を考える時間にしてます。

 

 

AI、まさに時代の転換点

今はAIの活用が一般的になってきていますが、広貴さんはAIについてどうお考えですか?

AIを使うことには賛成です!僕もAIを基盤にいろいろ手を出しています…!

視点と目的の違いでAIの良し悪しは変わると思っており、論文や著者の主張をまとめたり、膨大な情報を集めたり分析するならAIを使った方が楽で効率的だと思います。

ただ自分の知識や知恵を育むなら、本や論文などを読んで色々考えることが必要不可欠だと思います。AIが色々やってくれるからこそ自分の頭で考える習慣が大切になると思います。だから勉強も同じで、今は”面倒くさいな”と思う事でも、それを自分の成長・将来に繋げたいならAIの使い方は工夫しないといけないですね。

 

 

39歳 マレーシアへ移住

マレーシア移住が決まった時はどう思いましたか? また、4年以上マレーシアに住んで好きな所はどこですか?

最初は、マレーシアってどこ?って思いましたが、移住に抵抗はなく、むしろ行こう!って感じでした。今までも、海外に長期間住んでいたこともありましたし、日本でも場所を転々としていました。もともと住む場所にあまり執着するタイプではないですね。

マレーシアの好きなところは、いい感じの緩さです。例えば日本だと、あるべき規則、ルールを押しつけているような感じがしますが、マレーシアでは互いに寛容な気がします。様々な文化、宗教をもつ人が住んでいるマレーシアは、自分の規則を相手に押し付けない習慣ができているのではと思います。僕はこの緩さが好きです。

 

 

10年後は何をしていたいですか?

旅人か寿司職人をしたいです。AIやドローン技術など世界の最先端テクノロジーに触れたり、スマホの電波すら届かないような大自然など、オンラインとオフラインの先端を行き来する旅に興味があります。

寿司職人は、世界どこでも求められて単価も高くできるので、地域社会に根付きつつ生活の基盤を作りやすい。家に出向いて寿司を握りに行ったり、知り合いが来るときだけお店を開けたりして、こじんまりとしたお店を持ちたいです。

 

 

大学生(これから働き始める人)へのメッセージをお願いします

遊ぶことですね。いろんな分野で活躍している人と遊びに出かけると、高い感性といい情報に触れらるし、もしかしたら仕事に繋がる場合があるかもしれません。とにかく楽しむことが大切です。

あとは、仕事を始めると長い期間休むのが難しくて、遠いところに旅行に行けなくなります。だからこそ、大学生のうちにアフリカとか南極・北極みたいな長期旅行とかもしてみるといいかもしれません。いろんな遊びに挑戦してみてください。

 

 

 

【インタビュアー】

 

 

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