インドネシア

こんにちは！
ウェンディツアーバリ島インターン生のヒロコです。

先日、ウブドエリアに視察に行った際にBarong Seraya Budayaで、魅惑的なバリのパフォーマンスの１つであるバロンダンスを鑑賞してきました。

バロンダンスとは

バロンダンスは、バリ島で古くから伝わる伝統舞踊で、善と悪の戦いを描いた物語が特徴です。このダンスは、バリ島の村々を守る神聖な存在である「バロン」と、邪悪な魔女「ランダ」との戦いを中心に展開されます。バロンは、バリ島の人々にとって守護神として崇められており、村や家族を守る象徴とされています。

今回私達は、「Barong Seraya Budaya」バロンダンスを上演する文化施設で、バロンダンスを鑑賞してきました。ここでのバロンダンスは、朝9時半から10時半までの1時間の公演です。

入り口の外観

入り口から石彫りや木彫りの装飾が彩ってあり、神聖な雰囲気を醸し出していました。
デザインは細かく装飾され、神聖なエネルギーを感じさせるような美しい構造です。

いざ会場へ

会場へ到着すると、大体100人ぐらいの観客がいました。インドネシアの団体のお客様や、インドネシア国外から鑑賞に訪れた観光客が混ざり合い、多国籍な雰囲気が漂っていました。

観客席は、上の写真のように、舞台を取り囲むように配置され、通常は座席が階段状に並べられています。これにより、どの席からも舞台がよく見えるようになっています。
また、会場は風通しが良く、涼しい空間での鑑賞ができたため、長時間の観賞でも快適に過ごせました。席の配置に余裕があり、足元も広々で、約1時間の公演時間でもリラックスできました。

公演前に日本語でストーリーの解説が書かれた紙をもらいました。
これを読んでおくと、バロンダンスの内容をより深く理解でき、パフォーマンスをさらに楽しめそうですね。

バロンダンス開演

開幕シーン

緊張感が漂う中、神聖な獣バロンが登場。彼は村を守るための重要な使命を背負っています。
上の写真の中央に見えるのがバロンです。華やかな衣装を着ており、金色や鮮やかな色合いの装飾が施されているので、他のキャラクターと簡単に区別できます。

悪の登場

魔女ランダが登場し、村に混乱と恐怖をもたらします。
彼女の悪意ある魔力が、物語に緊張感を加えます。上の写真の中央がランダです。この写真からランダは、恐怖感や悪の象徴として鋭い目つきや恐ろしい表情が分かります。

バロンの戦い

バロンとランダの壮絶な戦いが繰り広げられます。バロンは勇敢に立ち向かい、村の平和を取り戻そうと奮闘します。
バロンの堂々とした姿勢と、ランダの魔力とその迫力ある演技、どちらも素晴らしかったです。激しい戦いのシーンでは、両者の対決が非常にドラマティックで、観客は一瞬で引き込まれ、強い感動を覚えました。

クライマックス

バロンの勝利が村に平和をもたらし、物語がハッピーエンドを迎えます。
「善」と「悪」の戦いは善が勝ち、悪が滅びるのではなく勝ち負けないまま終わります。この結末は、バリ島の文化に深く根付いた考え方を反映しているそうです。

公演は以上です！
起承転結がはっきりしていて、今回私は初めてバロンダンスを鑑賞しましたが、色鮮やかな衣装と迫力ある演技、そしてガムランの生演奏が組み合わさった、まさに圧巻のパフォーマンスでした。

バロンダンス公演終了後

バロンダンスの公演後に、演者さんと撮影タイムがありました。
撮影場所はステージ上。記念になると思い、列になり、6組ほど待った後、撮影しました。やっぱり鑑賞場所より、近くに行き、衣装や装飾品を見るのとは全然違いますね。

公演後に演者と交流できる貴重な機会となり、大満足です！

バロンダンス鑑賞を終えて

バロンダンスは単なるエンターテイメントではなく、バリの文化や宗教的な価値観が反映されている他に、伝統的な衣装や音楽、舞踏のすべてに意味が込められており、その深さに感動しました。

バリ島はリゾート地として非常に有名ですが、今回のバロンダンスのようなバリ島ならではの伝統舞踊を観ることができたのは、非常に貴重な体験でした。リゾート地の華やかさとは別に、バリの深い文化と歴史に触れることができ、その魅力を改めて感じました。

バロンとランダのドラマティックな対決を通じて、バリの歴史や信仰、文化の深さを体感できます！

もし機会があれば、ぜひこの伝統舞踊を観に来てみてください。

　記事の作成者  /  ヒロコ

ジャカルタで大学留学中の大学生3年生女子が長期休みを利用して、バリ島のWENDY Tourで新しい挑戦と可能性を見つけに！