【バリ島】バリヒンドゥー新年「ニュピ」前夜に行われるオゴオゴパレードを観てきました!

2024年03月13日 バリ島祝祭日情報

 

Selamat Hari Raya Nyepi!!
皆さんこんにちは!一昨日、3月11日にバリ島ではバリの新年を迎えました。
今日はニュピ前夜に行われるオゴオゴパレードの様子をレポートいたします(^^)

 

そもそもニュピとはどんなものなのか?

サカ暦の第10の月、サシー・カダソーの1日目に行われる行事で、この日は外出、労働、灯火の使用、殺生などが一切禁じられ、一日静かに瞑想し世の中の平和を神に祈る日です。

 

ニュピの禁止事項は、バリ島に滞在している外国人観光客にも適応され、トランジットや緊急以外の飛行機の離発着は禁止され港も閉鎖されますので、バリ島への行き来もできません。ニュピ当日はホテルやバンガローなどの宿泊施設から外には出られず、もちろん、レストランやスパ、アクティビティなどもお休みとなります。

宿泊施設内であれば部屋を出て庭やプールなどで遊ぶ事が出来るため、バリ在住の海外の方々も、ニュピの期間だけホテルへ宿泊する人も多くいます。僕は市内のアパートに住んでいますが、今年は友人宅のプール付きVillaへ泊り、友達と静かに過ごすこととしました。

 

そして、このニュピの前日は月が隠れるティルム(暗月)の日で、冥界のヤマ神が大掃除をするので、悪霊プト・カロが地界を追い出され地上に這い上がってくると言われており、各家庭では鍋釜を打ちならし、家に入り込んだ悪霊を追い出し、各村々ではオゴオゴと呼ばれる悪魔に似せた大型の人形を作り村を練り歩きます。日本のねぶた祭に少し似ているような気がします(@_@)

 

ニュピ前日に行われるオゴオゴパレード

さぁ、ここからは私が宿泊したセセタンという地域のオゴオゴパレードの様子をご紹介します♪

パレードはニュピ前日の夕方18時ごろから始まると聞き、17時30分頃に出かけました。

 

 

既に道が通行止めとなってました。

 

 

通行止めの奥の道にはパレード出発を控えるオゴオゴ達がスタンバイ。

 

 

 

 

子供騙しの悪魔ではありません。怖さ100%の本気悪魔たち・・涙

 

 

大通りには既に沢山の人が1年に1度の大行事を一目見ようと大集合してました。

 

 

いよいよ!と思った矢先・・忘れてはいけません、今はまだ絶賛雨期w

 

 

雨が止むのを皆で待機。なかなか止まず気づけば辺りは真っ暗。

 

 

パレードを取り仕切る地域の人たちもこの大雨には困った様子(*_*;
再開の時間も分かるはずもなくやむなく一旦帰宅・・

 

 

と思ったら!なんと帰り道に可愛すぎるチビオゴオゴを発見❤

 

 

まだパレードを見に行けない小さな子供たちの為にお父さんが作ったオゴオゴ。思わぬところでオゴオゴに癒されましたw 一度は諦めたパレードでしたが、21時ごろ雨も止み、もう一度!!

 

 

きたーーーーーー!!!やってるーーーーー!!!

 

 

次から次へと恐ろしいオゴオゴ達が練り歩いております。

 

 

そして、なんとオゴオゴ対決がスタート。

 

 

オゴオゴを担ぐ男たちの熱気たるや凄いものです。電線を長い竹で上にあげ、オゴオゴが引っかからないようにする係がいたり、パレード最中にでも構わず通り抜けるバイクを誘導する係がいたり、まさに全員で作りあげている空間。

 

 

そして、23時ごろまでお祭りは続き、町中から悪いもの吸収したオゴオゴ達は浄化をされに去ってゆきました。

 

いかがでしたでしょうか(^^)?
独自の文化を持ち、その伝統が守り続けられているバリヒンドゥーの祭典は想像以上に凄かった。バリ州が一体となって執り行われるこのオゴオゴパレードは一生に一度は見る価値ありのお祭りです!ウェンディーツアーではバリの文化をご紹介するツアーをたくさんご用意しております。ご質問、お問い合わせなどありましたら、是非お気軽にご連絡くださいませ♪