バリの普段の家庭料理が頂ける<ワルン・ブリ・マデ>【バリ島・レストラン情報】

 

ガイドブックには載っていない

ロコに人気のバリ料理ワルン

 

空港からカルティカプラザ通り方面への抜け道として利用されることが多い「ハリスホテル・トゥバン」のあるデウィ・サルティカ通りを通り、クディリ通りとの交差点をそのまま通り過ぎたところにあるクブアンヤール通りの中程にあるワルン「ブリ・マデ」では、これぞバリ島のお袋の味と出会うことができる。車に乗っているとつい見過ごしてしまう10数席の小さいワルンであるが、昼時にもなれば並ぶこともある他、お持ち帰りを買い求めるべくタクシーが足を止めるのを何度も目にするほど。メニューはたった一つ、揚げる、煮込む、焼くなどのさまざまな調理法で料理された豚肉オンリーのナシチャンプルーのみ。ご飯の横には豚バラ薄切りの揚げたものや甘辛い串焼き、ウルタンというバリ風ソーセージ、スパイスを豚肉の皮や身などと混ぜ合わせバナナの葉で包み焼きにしたトゥムなどのおかずが盛られて出てくる他、アレスというバナナの茎のスープも付いてくる。どのおかずも普段から地元バリ人の家庭では普通に食べられているものばかりで、スパイシーなスープを少しづつご飯にかけて食べるのがこちら流。普段日本の食卓では見慣れないおかずばかりだが実際食べてみるとどちらも豚肉の臭みは全くなく、多少濃い味付けではあるもののジャワ料理のように後を引く甘さではないので、日本人の口には合いやすい。バリ料理には欠かせないサンバルだが、こちらのサンバルは唐辛子と赤エシャロットやニンニクを炒めただけのシンプルなもの。バリの家庭ではこのサンバルもよく食卓に登場するのだそうだが、ほぼ唐辛子炒めといった感じなのでダイレクトにかなり辛い。観光エリアから離れていて分かり易いとは言えないところにあるが、飾らないバリの味を試してみたい方にはおすすめだ。

この看板を目印に…と言っても見過ごしがちな小さな看板なのでお出かけの際は地図でしっかり場所を確認して

ワルン名のBli Madeとはマデお兄さんという意味なのだそう

全部で10人がやっと座れるほどの小さい店内

おかずは野菜もの以外全て豚肉なので豚肉好きにはたまらない

片言の日本語でフレンドリーに話しかけてきてくれた店主、この方がおそらくマデさん?

テキパキとおかずを取り分けてくれるが時々手づかみなのはご愛嬌

ナシチャンプルー・バリはスープ付きでRp.20.000(バリのワルンではその時によって若干価格が違う場合あり)

サクサク具合が美味しいポークベリーの唐揚げは追加注文でRp.5000


Warung Semeton Bli Made

Open : 9:00 – 19:00