【インドネシア】首都ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道「Whoosh(ウーシュ)」の乗り方をご紹介!
2023年10月2日に開業した東南アジア初の高速鉄道である「Whoosh(ウーシュ)」。このWhooshは、インドネシアの首都「ジャカルタ」と、ジャカルタ、スラバヤに次ぐ第3の都市となる「バンドン(西ジャワ州)」を結びます。
そこで今回は、そのジャカルタ・バンドン高速鉄道「Whoosh」に実際に乗車してきましたので、Whooshの乗り方についてご紹介いたします!
高速鉄道「WHOOSH」のタイムスケジュール
WHOOSHの公式Instagramにて4月のスケジュールは以下の通り発表がありました。
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高速鉄道「WHOOSH」の停車駅
駅名 | 所在地 | 備考 |
ハリム駅(Stasiun Halim) | 東ジャカルタ市 | LRT JabodebekとKRL Commuter Line Bekasi(ブカシ線)が乗り入れ |
カラワン駅(Stasiun Karawang) | 西ジャワ州カラワン県 | 未開業 |
パダララン駅(Stasiun Padalarang) | 西ジャワ州西バンドン県 | チマヒ(Cimahi)駅とバンドン(Bandung)駅に停車するKA Feederが乗り入れ |
テガルアール駅(Stasiun Tegalluar) | 西ジャワ州西バンドン県 |
※WHOOSHはバンドン市内中心部へは乗り入れていないため、パダララン駅で在来線のKA Feederに乗り換える必要があります。
座席クラスとチケット代金
WHOOSHは8両編成で、座席はファーストクラス(18席)、ビジネスクラス(28席)、プレミアム・エコノミークラス(555席)の3つのクラスに分かれています。
座席クラス | 料金(Halim-Tegalluar間) | 設備 |
ファーストクラス | Rp.600.000 |
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ビジネスクラス | Rp.450.000 |
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プレミアム・エコノミークラス | Rp200,000~ |
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チケットの購入方法
ジャカルタ・バンドン高速鉄道「Whoosh」のチケットの購入方法ですが、駅での直接購入はもちろん、オンラインでの購入も可能です。オンラインでの購入については、下記4つの方法があります。
①駅での直接購入
②オンラインでの購入
- KCIC公式ウェブサイト
- アプリ「Whoosh – Kereta Cepat」
- アプリ「Access by KAI」
- アプリ「Livin’ by Mandiri」
高速鉄道「Whoosh」の始発・ハリム駅への行き方
①LRT Jabodebekを利用して高速鉄道のハリム駅へ
LRT Jabodebekのハリム駅から高速鉄道のハリム駅へのアクセスにはスカイブリッジ(歩道橋)を利用します。LRT Jabodebekのハリム駅に行くには、ドゥク・アタス駅(Stasiun Dukuh Atas)からLRT Jabodebekのブカシライン(ジャティムリャ(Jatimulya)駅行き)に乗り、ハリム駅を目指します。
②Transjakarta(バス)を利用して高速鉄道のハリム駅へ
Transjakarta 7W号線、Cawang-ST. KERETA CEPAT HALIMルートが高速鉄道のハリム駅まで運行しており、このTransjakartaは05:00から22:00まで運行しています。
高速鉄道「Whoosh」乗車時の留意事項
KCICの公式サイトでは、Whoosh 乗車時にチケットと乗客のデータを照合するため、以下の留意事項が記載されています。
- 乗車、および改札は出発予定時刻の 30 分前に開始され、出発予定時刻の 5 分前に終了します。
- 乗客は乗車前にチケット、またはアプリで購入の際はeチケット(QRコードチケット)をゲート係員に提示する必要があります。
- 高速鉄道「Whoosh」の乗客は乗り遅れを防ぐために、出発予定時刻の 30 分前には駅に到着することをお勧めします。
- 乗り遅れた場合、チケット代の返金や次の列車の乗車での使用は不可です。
券売機で購入したチケットとオンラインで購入した場合のチケット例
実際にハルム駅-パダララン駅間で利用してみました!
Stasiun Kereta Cepat HalimとStasiun Kereta Cepat Padalarangの間で利用し、ハリム駅→パダララン駅はプレミアム・エコノミークラス、パダララン駅→ハリム駅はビジネスクラスに乗車しました。
今までは3時間かかっていた区間ですが、高速鉄道「Whoosh」の利用で約30分で移動できました!
高速鉄道「Whoosh」の始発・ハリム駅の様子
バスやタクシーを利用した場合は1階のこの場所に到着します
1階の駅入り口
駅構内の案内はインドネシア語と英語
券売機:アプリで予約したチケットはこちらで発券をすることも可能です
駅の中には売店が軒を連ねていますので、軽食やドリンクの購入も可能
出発階へはこちらから上がります
荷物検査後の待合所には模型も飾られていました
2階の待合室には売店があります。出発の30分前に初めてゲートが開きホームへ上がることができるので、それまではこの待合室で待機となります。
出発30分前になったら、ゲートがオープンしホームへ向かうことができます。ゲートにてチケットのQRコードをかざして中に入ります。
2階のゲートを通り、3階のホームから「Whoosh」へ乗車します
高速鉄道「Whoosh」社内の様子
プレミアム・エコノミークラスの車両。3列+3列の並びとなります。最高速度に到達した際に車内でアナウンスが流れます。
車両の連結部分にはスーツケースも置けるラゲッジスペースが設置されています。トイレもきれいに清掃されています。
ビジネスクラスの車両。2列+2列の並びとなります。ファーストクラスとビジネスクラスではこのような車内食が出ます。
パダララン駅のホーム
バンドン市内への行き方
終点の一つ手前、パダララン駅(Stasiun Padalarang)で降車し、この駅で在来線(KA Feeder)に乗り換えてバンドン駅まで行きます。
パダララン駅
パダララン駅にて「Whoosh」を降りて、ホームから下に降りるエスカレーターを降りたところにバンドン駅行きのKA Feeder乗り場があり、そのまま乗ることができます。Whooshのチケットを持っていれば追加料金なく乗車可能です。