多様なスパイスと地元食材を使った
心も身体も喜ぶ絶品の郷土料理
バリ島東部カラムガッサム県の中心地アムラプラから田舎道を約10〜15分走ったところにあるレストラン「バリ・アスリ」は、オーストラリア人女性による本格的なバリ料理店。周りにはアグン山の麓に広がる広大な田園風景が広がるだけの大自然の中で、オーナーこだわりの地元食材を利用した伝統的なレシピに基づいたオーセンティックな料理が頂ける。
バリ伝統の美しい彫刻が施されたアンティークな建物に入ると、昔ながらの高い天井がある空間には、レンガや竹、自然木などを使ったナチュラルな装飾が施されていて、田舎の農家を訪れたような趣きだ。天井からはバクルと呼ばれる竹のお櫃や農作業などの時に使われる竹編みの帽子チャピル、レトロなカラフル傘が無数にぶら下がっていて、ただ伝統的なではないお洒落な空間を演出している。一面がオープンになっている開放的な造りで、そこから見渡せる景色は見事なアグン山の絶景だ。
お店のイチオシとなるメニューがバリ・メギブンという、大きなお皿に盛られた数種類のおかずを大人数で分けながら食べる東部スタイルの料理で、こちらは紫芋ライスの周りに豚肉のサテ、プレチン・カンクン(空心菜ともやしの温野菜サラダ)、チキンカレーなどが盛られた”大皿版ナシチャンプルー”だ。(二人前〜注文可、一人前Rp228,000税サ別)時期によって多少おかずの変更はあるとの事なのだが、どちらもインドネシア料理に多い揚げ物や炒め物ではなく新鮮な野菜や豆腐、テンペ(大豆の発酵食品)など身体が喜ぶ素材を多用し、ブレンダーなどを使わず全て手作業で刻まれたスパイスを加えた自然で優しい味には食べている時も思わず笑みが溢れてしまうほど。
空港から2時間半あまりと”ちょっと気軽に”足を運べない距離にあるのだが、ランプヤン寺院やティルタガンガ、タマンウジュンなどの観光地からはほど近いところにあるので、東部観光の際にはぜひお立ち寄りを。
レストランの入り口
バリの伝統彫刻があしらわれた店構え
バリ風の装飾が施された雰囲気の良い店内
その昔、紙がない時代に記録媒体として利用されていたロンタルをモチーフにしたメニュー表
前面がオープンテラス席となっていてアグン山の麓の広大なライステラスが広がっている
バリ・メギブンに含まれているウェルカムドリンクは
地元カラムガサム名産のサラック(スネークフルーツ)を使ったもの
6種類のおかずと紫芋ご飯、スープ、デザート、サンバル(辛味調味料)、
クルプック(煎餅)コーヒーもしくは紅茶がセットになったバリ・メギブン(写真は2人前)
軽めに済ませたいという方には、4種のおかずとご飯、サンバル、
クルプックがセットになったナシチャンプルー(Rp165,000税サ別)もあり、こちらは1名から注文可
Bali Asli
Jalan Raya Gelumpang Gelumpang Village, Kec. Karangasem
Open : 10:00 – 19:00
0822-3690-9215
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