【カンボジア/観光情報】バンテイスレイのレリーフ Part①
こんにちは、シェムリアップ支店です!
昨日はノロドム・シハヌーク元国王の命日のため、お休みとなっていたカンボジアです。
先日すこしご紹介したバンテイスレイ遺跡ですが、今日はその遺跡の「レリーフ」についてご紹介したいと思います。
~レリーフとは??~
レリーフとは浮き彫りのことを言い、木や石などの平らな面を彫り、高低差をつけ表現したものです。
カンボジアの遺跡には沢山のレリーフが彫られており、その中でもバンテイスレイ遺跡のレリーフは「美の極致」とも言われている程とても美しいです。
バンテイスレイ遺跡のレリーフには、ヒンドゥー教の神話が彫られておりインドの伝説「ラーマーヤナ」などもあります。
①象の聖水
写真上部に2頭の象が向かい合い壷の様な容器を鼻でかかえていますね。
象の下にいるのは、ヒンドゥー教の神様ヴィシュヌ神の妻ラクシュミーです。象から聖水を受けている場面を掘られたレリーフです。
象の首飾りまでとても綺麗に残っています。
②シータ姫を誘拐する場面
写真真ん中をご覧下さい。
ラーマーヤナ物語の一場面。ラーマ王子が出かけている隙に、美しい妻シータが魔王ラーヴァナの目にとまり誘拐されてしまう場面です。
その後、ラーマ王子は猿王ハヌマーンと共にシータ姫を奪い返す為、魔王に戦いを挑み見事魔王を倒すと言うお話しです。
③喧嘩する猿の兄弟
②の続きとなります。こちらもラーマーヤナ物語の一節です。
ラーマ王子が誘拐された妻シータを探す為に森へ入ると猿の王様スグリーヴァが泣いていました。ラーマ王子が泣いている理由を聞くと「兄猿に妻を奪われ、王の座までも奪われた」というものです。
その時の猿の兄弟喧嘩のシーンです。2人(2匹?)とも、とても怒っているのが表情をみて伝わってきます。
右側で弓矢を射るのがラーマ王子です。 結局この兄弟喧嘩の勝敗は、スグリーヴァが勝利し王の座も奪い返したそうです。
つづく。。。。